三菱ふそうトラック・バスは23日、神奈川県川崎市東扇島にある、ノックダウン(KD)出荷用の物流拠点を拡張したと発表した。海外での販売が好調なため、これまで複数拠点に分かれていた業務を集約した。
従来よりも約70%広い、6万6200平方メートルへと拡張した。これまで、梱包、発送といったKD業務は社内外の複数の倉庫で行ってきた。海外販売の増加は、今後も期待できると見て自前の拠点を拡張。KD物流の関連業務を集約することで、物流品質の向上や物流合理化につなげる。
同社の05年の海外販売は、過去最高の11万9000台だった。このうちの3分の2にあたる8万台が日本からのKD出荷だった。インドネシア、台湾など16カ国に輸出した。