インテグラシリーズに参戦している「HP・Response DC5」は、前回開催された第1戦の練習走行のデータを東京都内で解析。次回の第2戦に備えている。
都内某所のガレージでマシンの前にセッティングされていたのは、後援しているPCサクセスオリジナルのパソコン(CPU:PentiumD 805、メモリ:1GB、HDD:160GB、マザーボード:Intel D101GGC、ビデオカード:Gigabyte GV-RX13128D-RH)。VGA/DVIポートをフルに使って、トリプルディスプレイに映像やデータを出力している。
画面に映し出されていたのは、走行中の映像とロガーデータ。ロガーデータの取得は車両計測用データロガー「LAPCOM VX2000」で行っている。Windows対応ソフトウエアLapcom TerminalやLapcom Analysisを使うことで、エンジン回転数、車速、アクセル、温度(水温、油温)、Gフォースなど細かいデータが表示(グラフ表示もできる)される。表示データは選択することが可能だ。
LAPCOM VX2000の一般的な活用について、チーム代表の星野清治氏は「ベストラップと比べた時、ミスをした時の周では、ブレーキングポイントが遅いということが分かる。それはほんの一瞬だが数値的なものから判断できる」。何故タイミングが遅かったのかについては映像も参考にする。「また、ただ乗りにくいというのではなく、何がどう乗りにくいのかメカニックが判断できる」と話す。
ちなみに、今回練習走行に搭載していた製品にはない機能だが、走行中の車両データをピットでリアルタイムに確認できるハイエンドバージョンもあるという。
インテグラシリーズ第2戦は、西日本シリーズと鈴鹿シリーズは早くも第2戦が終了している。東北シリーズは6月4日に開催予定となっている。