気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年5月18日付
●ホンダ、世界450万体制、2010年、生産・開発計画、米、埼玉に新工場、ハイブリッド09年、低価格車発売(読売・8面)
●レギュラーガソリン平均136円(読売・8面)
●奥田経団連、変容の4年 「改革」と響き合い 蜜月の実相、企業の自由 次々拡大(朝日・9面)
●マイカー社会「節油」に走る、米ガソリン高騰家計直撃(産経・5面)
●海外エコノメール クラシックカー競売、旧ソ連指導者の車登場(東京・8面)
●NY株急落、一時186ドル安(日経・1面)
ひとくちコメント
「さらなる飛躍へ向けて、源流強化を加速する」---。ホンダの福井威夫社長が2006年央記者会見で明確に述べたもので、きょうの各紙がその骨子を経済面で大きく報じている。目玉は埼玉県寄居町と北米に新工場を建設することで、世界販売台数を2010年には450万台まで増やす計画だ。
また、福井社長は、今後も厳しくなる競争を勝ち抜くカギとして、(1)国内での先進的な生産体制の構築、(2)海外での成長基盤強化、(3)環境技術への取り組み強化、の3点をあげた。さらに、低価格のハイブリッド車の新モデルを09年に発売する予定で,国内外で年間約20万台の販売を見込むほか、太陽電池事業などの拡大にも力点をおく方針を明らかにした。
最後に福井社長は「今後もホンダらしい先進創造に一層磨きをかけ、感動をたくさん創ることで、世界一を目指す」と結んだが、何故か、この日の会見では“ホンダ魂”を象徴するモータースポーツ事業に関してはひと言も触れなかった。