ハマーH1、生産中止へ

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かねてから噂のあったハマーH1の生産打ち切りについて、GMが正式に今年夏、2006年モデルを最後に市販を終了することを発表した。

GMのハマー部門責任者、マーチン・ウォルシュ氏は、『H2』、『H3』などのより小型で実用的なクルマを生産することでハマーの伝統は受け継がれる、とH1生産打ち切りが当初から織り込み済みであったことを強調した。さらにハマーの広報担当者、ニック・リチャーズ氏は、今後さらに新しいハマーモデルが登場することを示唆し、ハマーブランドはよりバラエティに富んだ方向に発展する、とも語った。

ハマーH1は燃費が10マイル/ガロン=1.7km/リットルとも言われ、「ガス・ガズラー(燃料食い)」の代表とされてきた。しかしほとんどのハマーオーナーにとって、H1はステータスシンボルであり、燃費は全く問題ではなかったようだ。

GMがこれまでに販売したH1の総数はおよそ1万2000台、価格は平均で14万ドル。しかし今年に入ってからは、H1の販売台数はわずか100台程度となっている。一方H2、H3の方は「順調」な売れ行きで、特にH3に関しては今年後半には南アフリカでの生産が始まり、本格的にヨーロッパ市場に参入する予定である。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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