ハイドフェルドがアメリカズカップ挑戦

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BMWザウバーF1チームのドライバーであるニック・ハイドフェルドが15日、ヨットのF1と呼ばれるアメリカズカップのプレレガッタ(前哨戦シリーズ)に、BMWオラクル・レーシング18人目のクルーとして乗船する。

今年最初のプレレガッタ「ルイ・ヴィトン・アクト10」(第10節)が、アメリカズカップ本戦と同じスペインのバレンシアで11日に始った。アメリカズカップは、プレレガッタ「ルイ・ヴィトン・アクト」、挑戦艇決定シリーズ「ルイ・ヴィトン・カップ」、2007年6−7月のアメリカズカップ本戦というスケジュールで開催される。

1対1のマッチレースが特徴のアメリカズカップ、防衛王者はスイス代表のアリンギだ。アメリカ代表のBMWオラクル・レーシングは現在アリンギ、ニュージーランド代表エミレーツ・チーム・ニュージーランドと並んでランキングトップタイに位置する。

ハイドフェルドは5日目・15日のフライト9・第6レース(当日のチーム第1レース)、対アリンギ戦に出場する。また同日のフライト10・第4レース(同第2レース)、対スペイン代表デサフィオ・エスパニョール2007戦では、BMWモータースポーツのマネージャーであるマリオ・タイセンが18人目のクルーとして乗り込む。

クルーの定員は17人だが、ヨットの操作・指揮に関与しない限りウェイト代わりに18人目が乗船できる。スペインGP翌日にヨットレースに参加するハイドフェルドは「アメリカズカップは今までテレビで見たことがあるが、これを船上で体験するチャンスを本当に心待ちにしている」と述べている。

4月にはヨットチームのトニー・コルプ選手がF1チームをバルセロナに訪ねてテストドライブを見学しており、F1スタッフの乗船はこのことに対する返礼の意味もある。F1チームを訪ねたコルプは、空力テスト、コミュニケーション、材料開発、デザインの精密さなど、セーリングとF1との共通点をたくさん見つけたという。

「本当に面白い経験だった。テストの日程やクルマを絶えず調整する姿を見て、自分たちセーリングチームを思い出した。驚いたのは、ピットにいるエンジニアにテレメトリーで送られてくるデータの量とそれに対する彼らの対応だ。我々ヨットチームでも、テスト中に生のデータがリグやセールのデザイナーに送られ、それがデザインに活かされている」

《高木啓》

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