ダイムラークライスラー第1四半期決算…スマート不振が重し

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ダイムラークライスラーが発表した2006年第1四半期(1−3月期)の営業利益は、8億9100万ユーロで、前年同期比41.9%増とった。スマート事業に関して発生した多額の費用が収益に影響を及ぼしている。 

純利益は、ほぼ横ばいの2億9900万ユーロだった。営業利益は前年同期より2億6300万ユーロ増加したものの、支払利息およびその他の金融費用の増加で、大幅に補正された。前年に発生したスマート『フォーフォー』の生産取り止めに伴う費用6億400万ユーロ、およびスマートブランドのビジネスモデル再編に伴う費用5億1200万ユーロが、今期の純利益に影響を及ぼした。

世界販売台数は115万台、同6%増だった。販売台数の堅調な推移を受けて、グループ全体の売上高は372億ユーロ、同17%増だった。為替変動の影響による調整をした場合は、前年同期比12%増となる。
 
監査役会は、2008年までの間に実施する新しい経営モデルのために約20億ユーロの支出を承認した。ただ、関係者の報酬に関する交渉の結果によっては、変更される場合がある。支出総額のうち、 2006年の支出額は5億ユーロとなる見込み。

《レスポンス編集部》

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