病院理事長、レントゲン診断車を車庫飛ばし

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大阪府警は12日、「自動車NOx・PM法」の規制から逃れようと、使用実態の無い奈良県奈良市内のプレハブ小屋を病院の支所と偽り、所有するレントゲン車の登録を行っていた41歳の病院理事長の男を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕した。

大阪府警・交通捜査課によると、この男は大阪市中央区内で病院を経営し、1991年に新規登録したレントゲン検診車1台を所有していたが、大阪市内で登録した場合は自動車NOx・PM法によって2005年3月以降の使用ができなくなることから、同法の適用外となる奈良県奈良市内にあるプレハブ小屋を「病院の支所」と偽り、この場所を使用の拠点として近畿運輸局奈良運輸支局に登録申請を行っていた疑いがもたれている。

だが、このプレハブ小屋は病院の支所どころか、使用実態がまったく無かった。検診車も普段は大阪市中央区に置かれており、奈良市内に戻ることは無かったとみられている。

逮捕された男は容疑を大筋で認めているが、この診療所には奈良ナンバーのレントゲン検診車が他にもあり、警察ではこれらの車両も虚偽登録の疑いがあるとして調べを進める方針だ。

《石田真一》

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