住友電気工業と住友電装は、ドイツの大手ワイヤーハーネスメーカーのフォルクスワーゲン(VW)Bordnetze Gmbhを買収することで、株主のVW社、シーメンスVDO社と合意したと発表した。
VWBN社は、VWとシーメンスVDO社が50%づつ出資し、自動車用ワイヤーハーネス及び関連製品を製造販売している。売上高は2005年が4億4600万ユーロ(約624億円)。主にVW社向けに自動車用ワイヤーハーネスを生産して販売している。
住友グループでは、ワイヤーハーネス事業では世界第3位のシェアを持つが、今回の買収を終え、世界シェア20%を達成する見通し。
住友電工と住友電装では、今回の買収で、ドイツ自動車メーカーに本格参入し、欧州でのプレゼンス向上を図っていくとしている。