日野自動車は22日、小型路線バスの新型『ポンチョ』を発売したと発表した。低床化とタイヤを四隅に配置する新設計により、同クラスでは最大となる、フラットフロアスペースを確保した。
全長7m、全幅2mクラスの国産小型路線バスとしては最大となる、客室スペースの80%以上をフラットフロア化した。また、同クラスで初めて、平成17年新長期排出ガス規制に適合させた。
新型車は、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れ、低く広い乗降口を採用したほか、ニーリング(車高調整)機能も装備した。環境性能は、同社独自のクリーンディーゼルシステム「DPR」を採用し、高い排ガス浄化性能を確保した。
メーカー希望小売価格は、36人乗りのロングタイプが1541万4000円、25人乗りが1524万6000円。国内で年間260台の販売を計画している。