2日午後、大分県宇佐市内にあるJR日豊線の踏切で、通過中の特急列車とクルマが接触する事故が起きた。列車は一部が小破して約30分ほど現場に停止したが、クルマは接触直後に現場から逃走している。
大分県警・宇佐署によると、事故が起きたのは2日の午後3時50分ごろ。宇佐市両戒付近にあるJR日豊線の踏切で、通過中の大分発博多行き特急「ソニック38号」と、踏切に差し掛かっていたクルマが接触した。列車の運転士は接触の際に床下から聞こえてきた異音に気づいて非常ブレーキを使用したが、約500m離れた場所でようやく停止した。
この間に接触したクルマは現場から逃走。列車は運転台へ乗り込むためのステップ部分が小破したのみで、車輪や制御装置には異常が見られなかったことから、現場で30分ほど停車して点検を行った後に運転を再開している。乗客乗員約130人にケガは無かった。
警察では往来危険の容疑で現場から逃走したクルマの行方を追っている。現場に落ちていた破片から「前部小破」の可能性が高いという。