ホンダ、開発組織を大改革「達成感を」

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ホンダは21日、研究開発部門子会社である本田技術研究所の組織体制を4月1日付で大幅に見直すと発表した(既報)。現在の研究所別の編成から商品別および基礎研究の担当別に編成を改め、開発者への権限委譲と役割責任の明確化を図る。

組織体制は、現在の朝霞、和光、栃木といった研究所でのくくりから、5つのセンターに再編、「2輪開発センター」をはじめ「4輪開発」「汎用開発」「航空機エンジン開発」「基礎技術研究」の各センターとする。 

さらに各センターの組織は、商品企画・商品開発・技術開発・管理の4グループに分け、それぞれ「室」を置く。各室の責任者には権限を大幅に委譲、決済が部門ごとにできるよう自立させる。

4輪開発センターは、2008年からの日本での「アキュラ」展開に対応、商品開発領域を「ホンダ」とアキュラのブランドに分け、開発力を強化する。福井威夫社長はかねて、開発者の業務が細分化され過ぎた実情を懸念しており、一定領域で仕事を完結させ「達成感が味わえる組織体制にしたい」と語っていた。

《池原照雄》

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