横浜ゴムは、2006年のモータースポーツ活動計画を発表した。モータースポーツ活動を新グローバル・フラッグシップ・ブランド「ADVAN」の世界展開の一環として、国内外で多くのレースカテゴリーを支援していく方針。
F1、WRCに次ぐ三つ目のFIA世界選手権に発展した「WTCC」のタイヤサプライヤーとしてワンメイクタイヤを供給し、全チーム、全ドライバーをサポートする。FF車両とFR車両が共通仕様のタイヤを使用し、両者に公平な性能を発揮させる。WTCCは4月2日のモンツァで開幕し、最終戦マカオまでに10サーキットで20レースが行われる。
P-WRCでは、参戦3年目となる今年も「ADVAN-PIAA RALLY TEAM」とパートナーシップを組む。同チームの車両は赤と黒に塗り分けられたADVANカラーの『ランサーエボリューション』で、すでに初戦のモンテカルロが開催され、念願の初優勝を獲得した。
ル・マン24時間レースでは、23年連続参戦となる。昨年に続きフランスの名門レーシングチーム「Courage Competition(クラージュ・コンペティション)」とパートナーシップを組み、同レースで最高峰カテゴリのLMP1クラスに参戦する。本年はクラージュ・コンペティションが製作する新型車両に合わせたタイヤ開発を行い総合優勝を狙う。欧州で5戦開催される「ル・マンシリーズ2006」にも、クラージュ・コンペティションとパートナーシップを組み参戦する。
このほかアメリカン・ル・マン・シリーズや中国ラリー選手権/中国サーキット選手権、スーパーGT選手権などにも参戦する。