トヨタ自動車の鈴木武専務は7日の決算発表の席上、2005年から開始した新しい原価低減活動である「VI(バリュー・イノベーション)」の成果が、今年秋にモデルチェンジする一部車種にも取り入れられるとの見通しを述べた。
VIは、部品をユニットやシステムとしてとらえ、新モデルの構想段階からサプライヤーとともに原価低減を推進する取り組み。トヨタ社内には各部署の担当役員や部長クラスによる「全社VI委員会」を設置、設計に入る以前から検討活動を行っている。
2001年から取り組み、1兆円規模の成果を生んだ「CCC21」を上回るコスト削減成果が期待されている。