三菱自動車は、三菱車以外の補修部品需要にも対応するアフターマーケット専用補修部品(第2ブランド商品)の新ブランドを9日から立ち上げたと発表した。全国の系列販売会社と部品販売会社を対象に、商品を供給する。アフターセールス市場での新規需要獲得を狙い、国内事業の収益体質強化を図る。
第2ブランドは、いっぱんに純正品よりも品質は劣るものの、低価格な補修部品で、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、マツダはすでに展開している。
三菱自の第2ブランド商品は「クイックデポ」で、純正品に劣らない品質を確保したとしている。従来、業販店とは純正品のみの取引であったものの、他社銘柄に対応する補修部品を提供することで、アフターマーケット市場での売上げ拡大を図る。
各系列部品販売会社では、補修部品購買先の集約が可能となり、業務効率化及びコスト削減が図れると同時に、競争力のある価格設定が実現できると、している。
当初は軽自動車向けの商品展開からスタートし、順次品目及び適応車種の拡大を図っていく。品目はオイルフィルター、エアフィルター、バッテリーやエンジンオイル、ブレーキフルードなど。