新型マツダ『MPV』(2日発表)の開発担当主査を務めた青山裕大さんは「先代MPVを導入した時にはユーザーの80%がミニバン初心者でしたが、モデル末期には半数以上がミニバンのリピーターとなっていました。今後はさらにリピーターが増えていくと思っています」と語る。
3代目へとフルモデルチェンジを行った新型MPVは、多様化するミニバン市場でどのようなユーザーを狙っているのだろうか。
「一度ミニバンを体験したことのあるお客様は、ミニバンの居住性や利便性は熟知しています。新型MPVはそういったミニバンの基本性能を大きく進化させた上で、優れた走行性能や美しいスタイリングを実現しております。これらのプラスアルファによって、ミニバンリピーターの方でも、きっと満足していただけると思います」
「最初にミニバンを購入して何年かの歳月が過ぎ、お子さんが大きく成長しているご家族でも、新型MPVのパッケージングなら十分に受け止めてくれるでしょう。また、初めてミニバンを買おうというお客様は、マツダでは『プレマシー』がカバーしてくれると考えています」と語る。
確かにミニバンブームを作った初代『オデッセイ』がデビューしてから10年以上が経過し、ミニバンのリピーターも増えてきている。初代オデッセイクラスのミニバンを経験した人なら、ひとまわりサイズが大きくなった新型MPVが、ステップアップするのにちょうど良いクルマになるかもしれない。