トヨタ自動車の渡辺社長は30日、新型『カムリ』の国内販売目標を月間1000台と少量にしたことについて「もっと多くしようと、私は国内営業と喧嘩しました」と苦笑しながら語った。
カムリは今年、世界で50万台の販売を計画しているワールドカー。しかし、ミドルクラスのセダン市場が縮小している国内で旧モデルは、最近500台程度と低迷していた。
結局、モデルサイクルで月平均1000台に決まったが、渡辺社長は「当面は月2000台はやってもらわないと」と、営業部門にハッパをかけていた。「当面」については「半年くらいだね」と強気で一貫している。