三菱の新型軽自動車『i』(アイ)のインテリアは、コンパクトカーのユーザーの取り込みも図っているだけに、軽自動車らしからぬ高い質感を持っている。
デザインのコンセプトは「暖かみのあるクールさ」。木目調やカーボン調パネルのようなギミックは一切使用せず、メカニカルで機能的なデザインで機能美をアピールしている。
インパネは曲面を主体としたオーガニックデザインで、有機的なイメージを持たせている。メーター部はアナログ方式の大径タコメーターの中心部にデジタル方式のスピードメーターを組み合わせたコンビネーションメーターが特徴的だ。
メーター内に別のメーターを収めるのは、視認性のうえで問題があるとされていたが、アイのメーターはスピードメーターの上をタコメーターの指針が通過しないようにレイアウトされており、視認性にはまったく問題ない。遊び心を見せつつも、機能性を失うことがないよう工夫されているのだ。
センターパネルはシルバー塗装。エアコンは全グレードとも温度、風量、吹き出し口を自動制御するフルオートエアコンで、コントロール部は操作性に優れたダイヤル式コントローラーが採用されている。