新型トヨタ『bB』(12月26日発表)のボディサイズは全長3800×全幅1690×全高1635mm。設計のベースが『ヴィッツ』からさらに小型の『パッソ』に変更され、寸法そのものも全長が145mmも短縮されるなど、ダウンサイジングを受けた。
室内長への影響もまぬがれ得ず、室内長は旧型比50mm減、前後席間の距離も同45mm減と、広さは少なからずスポイルされている。
もっともこの縮小幅、全長が大幅に切り詰められた影響としては、最小限と言えるレベルだ。コンパクトなエンジンルームが特徴であるパッソのシャーシを使うことで、フロントオーバーハングは85mmも減少した。リアオーバーハングも100mmマイナスであり、ホイールベースは反対に旧型に比べ、40mm延長されている。コンパクトなボディながら、室内のスペース効率は非常に高いのだ。
ボディが小型化されたことで、旧型bBの弱点であった取り回しの悪さは完全に解消された。最小回転半径は旧型比0.6m減の4.9m。フロントオーバーハングが短縮されているぶん、体感的な取り回しのフィーリングはさらに改善されている。