道路システム高度化推進機構(略称:ORSE)が、2005年12月末現在のETCセットアップ件数を発表した。それによると、月計は51万6968台で、ここ半年の中でも最大の台数を記録した。12月はボーナス時期もあり、多くのドライバーが購入したようだ。
また累計は、1008万5423台と、1000万台を突破した。ETCのサービスが本格的に始まってから4年8カ月で、1000万台を突破したことになる。
月計を都道府県別に見ると、1位は相変わらず東京都で7万3085台、2位は大阪府で4万7455台、3位は愛知県で4万6147台、4位は神奈川県で4万3193台となっている。上位4位はほぼこの1都1府2県で固定している。
累計でも東京都がダントツで、159万4364台、2位が大阪府で98万6899台、3位は神奈川県で95万3246台、4位が愛知県の87万2083台だった。100万台を突破しているのは東京都だけだが、神奈川県と大阪府は遅くとも2月までには100万台を突破しそうだ。
年末年始の高速道路の本線料金所を見ると、普段よりも一般レーンに並ぶクルマが多い。ということは、これからもETCのセットアップ台数を伸ばすことができるということだ。年間通してあまり高速道路を利用しないドライバーをどう取り込むか。そういうドライバーが魅力と感じる割引制度などの施策が今後必要になるだろう。