踏切でバイク転倒、特急にはねられ死亡

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20日午前、島根県斐川町内のJR山陰本線で、バイクで走行中に踏切内で転倒したとみられる72歳の女性が通過した特急列車にはねられて死亡する事故が起きた。警察では事故の原因を調べている。

島根県警・出雲署によると、事故が起きたのは20日の午前11時15分ごろ。斐川町三絡付近にあるJR山陰本線(荘原〜直江駅間)の踏切で、72歳の女性が乗った原付バイクが転倒。直後に現場を通過した特急スーパーやくも14号(出雲市発、岡山行き)にはねられた。女性は近くの病院に収容されたが、全身を強く打って間もなく死亡している。

現場の踏切には遮断機や警報機が設置されているが、警察の調べによると遮断機にバイクが接触したような痕跡はみられないという。このため警察では、死亡した女性が列車の通過数分前に単独転倒し、踏切外に脱出できないまま事故に遭った可能性もあるとみて調べを進めている。

この事故の影響により、JR山陰本線は荘原〜直江駅間で約1時間30分に渡って運転がストップ。特急2本を含む列車4本が部分運休するとともに、35本の列車に最大1時間程度の遅れが生じ、約2700人の足に影響が出た。

《石田真一》

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