マツダ、定年退職者の再雇用制度を導入

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マツダ、定年退職者の再雇用制度を導入
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マツダは、2006年4月から施行される改正高齢者雇用安定法に対応した定年退職者再雇用制度「エキスパート・ファミリー制度」を導入すると発表した。
 
これは規定の基準を満たした定年退職者のうち希望する社員を対象に、継続雇用の機会を提供する制度で、2006年4月の定年退職者から適用する。
 
マツダは、ものづくりの核となる技術・技能の伝承に長年にわたって取り組んでおり、1991年には「シニアファミリー制度」を導入、自動車製造に携わる技能系社員を対象に定年退職者を再雇用し、組織的な技能伝承を推進してきた。
 
今回導入するエキスパート・ファミリー制度は、従来のシニアファミリー制度を大幅に拡充して新たに導入するもので、対象を全社の職務領域に拡大して経験者、スペシャリストとしてのスキル発揮を促進し、技術・技能の向上と企業風土の活性化につなげていく。
 
エキスパート・ファミリー制度では約300職種を対象とし、基本となる健康状態などを確認する「全社共通基準」と、職種ごとに必要な保有能力・経験などを定義した「職種別基準」との双方を満たした希望者を、定年退職日の翌日から再雇用する。
 
勤務形態はフルタイムを基本としながら、職種と本人のニーズに応じてパートタイムも適用する。雇用契約は1年単位で、将来的には最長65歳までの雇用が可能となる。
 
この制度による再雇用者を国内外の関連会社や販売会社などにも派遣し、広くグループ内の技術・技能指導にも活用していく。

《レスポンス編集部》

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