新型ウイングロードのマーケティングを担当する日産自動車マーケティング本部の河合洋明さんは「ウイングロードは先代も若者に評判がよく、ライバルのトヨタ『カローラフィールダー』はポストファミリーに人気が高い傾向がありました。そして、今年ホンダの『エアウェイブ』が発売されたことで、現在はミックスされた状況になりました」
「そこで新型ウイングロードは若者にフォーカスして開発を進めました。現代の若者は友達を大切にするという傾向が強く、どこかへ出かける際にも、乗員が快適で荷物がたくさん積めるということが、クルマ選びの大きなポイントになることにたどり着きました」
「それに基づいて、新型ウイングロードは若者にとって便利なラゲッジの使い勝手を研究し、さらに友人や恋人も快適に過ごせる居住性を実現させました。このパッケージングなら、若者にも評価いただけると思います」とコメント。
確かに現代の若者は、自分よりも友達や、友達からの評価を気にする傾向が多いようだ。ただし、使い勝手や居住性のよさは、若者だけではなくファミリーにとってもありがたいこと。若者をメインターゲットとしているが、新型ウイングロードは年代を問わず受け入れられる要素を持ったクルマだ。