フォード、エタノールステーション展開へ

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フォードはエネルギー会社のベラサン・エネルギー社と共同で、来年度中に全米でエタノール燃料供給ステーションを展開し、同時にエタノール燃料の利点についてのキャンペーンを行う事を明らかにした。

フォードによると、同社ではすでに人気モデルである『エクスプローラー』や『トーラス』などを含む、100万台以上のエタノール燃料使用可能なクルマを供給している。しかしオーナーの多くが、彼らのクルマがエタノール燃料で走るという事実を知らないのが現状だという。

そこで、「E85」と呼ばれる85%がエタノール、15%がガソリンという燃料の供給ステーションを増やし、オーナーへの告知を進める事で、エタノール燃料のさらなる普及を図る計画だ。どの場所で、どれだけの数のエタノールステーションを設置するのかなどの詳細は明らかにされていないが、エタノールへの関心が高い中西部から、100カ所以上のステーション設置を始める予定だという。

現在全米には18万カ所のガソリンスタンドがあるが、E85を提供しているのはそのうち500カ所に過ぎない。ガソリン高から代替燃料に関心が集まっている今、フォードでは2006年モデルとして『F150ピックアップ』、『クラウンビクトリア』、マーキュリー『グランドマーキス』、リンカーン『タウンカー』を含む25万台のエタノール使用可能車両を生産していく予定。

エタノールは大豆、トウモロコシなどを原料とし、価格がガソリンに比べて安いほか、環境にも優しい燃料として注目を集めている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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