女性週刊誌は、どれも結局、ダイエットとファッションとゴシップネタしか載っていない、などと言われているが、女性向けの各種インターネット・ポータルサイトに求められているのはそうでもないようだ。
ネットアンドセキュリティ総研が発行した「女性サイト比較調査2005」によると、約40%のユーザーがよく使う女性向けサイトに対して何らかの不満を持っている。
その改善点のトップは「情報が偏っている」といった内容に対する不満だ。2位は「ターゲットが絞られすぎている」という想定読者層に対する不満だった。ちなみに、3位は「つながりにくい」「ページが重い」といった待ち時間に対する不満だ。
具体的な声としては「内容が薄っぺら」「女性に対する固定観念を持ちすぎ」「似たような内容が多い」「女性の視点での世界情勢を」などと手厳しい。
もちろん6割のユーザーが満足しているという見方も可能だが、ウェブサイト運営や紙面づくりも、うかうかしていると「ダイエット特集なら雑誌で充分」といわれかねない。化粧品のクチコミ情報やファッション情報の人気は高いものの、積極的にインターネットを利用しているOLや主婦層にとっては、それだけでは物足りないのかもしれない。
女性サイト比較調査2005:http://shop.ns-research.jp/3/2/4792.html