三菱自動車の益子修社長は18日、「2005東京国際自動車会議」で講演し、その後の質疑のなかで来年初めに投入予定の軽自動車『i』について、「環境性能の面からも当然、輸出を検討していく」と語り、海外市場への投入に意欲を示した。
i はミッドシップ方式を採用、エンジンはダイムラークライスラー、現代自動車と基本開発で協力した。輸出について益子社長は「海外の販売会社からの評価も高く、すぐにでも販売したいという声もある」と述べた。
国内では軽自動車のため、排気量660ccにターボを搭載した仕様となる。益子社長は、このエンジンは「1.0リットルから1.2リットルくらいまで排気量の拡大に対応できる」とし、スモールカーのベースエンジンとして展開する方針も示した。