【新聞ウォッチ】奥田経団連会長の後任に御手洗氏急浮上

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年10月17日付

●東京モーターショー21日開幕(朝日・6面)

●ラルフ3位、琢磨リタイア F1中国GP(朝日・14面)

●秋の新車ゆったり快適に(毎日・8面)

●経団連会長、御手洗・キヤノン社長軸に調整(産経・2面)

●ダイムラーにエンジン、三菱自動車、小型用、来年にも供給へ(日経・1面)

●カーナビ地図にネット配信規格 三菱電機など24社(日経・11面)

ひとくちコメント

奥田碩・日本経団連会長(トヨタ自動車会長)の後任に、キヤノン社長の御手洗冨士夫氏を起用する人事が急浮上。15日付の毎日朝刊が1面準トップで報じたのを受けて、各紙が後追いした。早ければ年内にも、経団連の会長・副会長会議などで内定し、来年5月下旬の定時総会で正式に決める見通しだという。

次期経団連会長人事をめぐっては、当初は張富士夫・トヨタ自動車副会長の起用が有力視されていたが、「財界総理」の座をトヨタが2代続けることが批判を浴びかねないとの懸念から、奥田会長や豊田章一郎・トヨタ自動車名誉会長らは慎重な姿勢を崩さなかったそうだ。

張氏は自工会の次期会長の大本命でもあり、二足のわらじは厳しいとの見方もある。ただ、御手洗氏の“当確”には異論もあり、サプライズ人事の可能性もありそうだ……。

《福田俊之》

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