【スズキ スイフトスポーツ詳報】その4 ユーロセッティングの足まわり

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「新型『スイフトスポーツ』のサスペンションは、米国テネコオートモティブ社のモンロー・ダンパーを採用しています。今回、サスセッティングを決める際には、モンローのライドエンジニアにも開発に協力してもらい、ヨーロッパのさまざまな路面を走り、仕様を決定いたしました」と語るのは、サスペンション開発を担当した、シャシー設計部の神谷直樹さん。

さらに神谷さんは「さらにスイフトスポーツの標準タイヤは、ダンロップ社の1種類としています。このタイヤの使用を前提に、キャンバー剛性を決め、ホイールを5穴にしてハブを強化するなどのセッティングを施しました」

「スイフトスポーツは足回りを強化しているので、多少硬くなるのはしょうがないと思いますが、決してカドがある硬さではありません。その上で、キッチリとした感じを出したいと思いました」と語る。

スイフトスポーツでワインディングを走ると、すぐに神谷さんの狙いが理解できた。サスペンションは多少引き締まっているが、ストロークが深く、多少ロールしても接地感はすこぶる高い。タイヤが路面を離すまいと頑張っているのが、ヒシヒシと伝わってくる。

その結果、スタビリティも高く、コーナリング中にステアリングを多少切り足してもグングンとノーズが入ってくれるし、アクセルをラフに戻しても急激に巻き込むこともない。ここまで安定して、タイヤの限界付近まで走れてしまうと、ついつい自分の運転ががうまくなったように思えてしまう。

今までのホットハッチはピーキーな動きも魅力のひとつではあった。だが、スイフトスポーツにはそういった過度な演出はあえて取り入れず、純粋に走行性能を追求したセッティングになっているのだ。(つづく)

《岡島裕二》

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