ダイムラークライスラーとフォード・モーターは、バラード・パワー・システムの関連子会社で燃料電池システム事業を手掛けるバラード・パワー・システムズAG社を買収したと発表した。
さらに、ダイムラーとフォードは折半出資で、ジョイントベンチャーのニューセルシス社をドイツ・ナバーンに設立、バラードと連携を強化して燃料電池システムを開発する。
今回の買収はバラード、ダイムラー、フォードが燃料電池駆動システムを量産段階に進むことを目指すステップとなるとしている。
燃料電池システム事業の協力体制構築に加え、ダイムラーとフォードは燃料電池駆動システムの最適な車載方法の開発に注力する。バラードは引き続き、燃料電池用の燃料電池と電動モーターの開発を行う。今回の再編で、3社はそれぞれ得意分野に専念して開発する体制を構築したことになる。