英国バーミンガムの地方紙「イブニング・メール」紙は、3日付けの一面に、「中国語のヒソヒソ話はもうたくさんだ!」(No more Chinese Whispers)という見出しを、中国語の翻訳とともに掲げた。
これは同紙が、MGローバーを買収した中国の南京汽車公司(Nanjing Automobile)に対して12項目の質問をしたものの、いっこうに返答がえられないことに対して怒りを表明したものだ。
南京汽車公司は、MGローバーを買収した時点では、英国内で年間8万台の自動車を生産して2000人を雇用するという計画だった。しかしこの計画の実現性は低く、よくて年産3万−5万台、雇用も700−1000人どまりという噂が流れ始めた。
「イブニング・メール」紙はこれらの点を質したものの、まったく返事が得られなかったためにこうした見出しの掲載に踏み切ったという。