BMWグループは、フランクフルトショーで新しいエンジン・バリエーションを含む全18のワールド・プレミアと、2つのドイツ・プレミアを発表する。
BMW『3シリーズツーリング』は、ワールド・プレミアで、乗員と荷物に多くのスペースを確保。第4世代のツーリングは、3つのガソリンエンジンと2つのディーゼルエンジンとともに発表する。
BMW3シリーズの4輪駆動モデルは「xDrive」を搭載して発表する。インテリジェント4輪駆動システムは、3シリーズセダンとツーリングの高いトラクション性能、機敏性、安全性と安定性を増したと、している。xDriveは多板クラッチを介在して前後のトラクションを連続して無段階に分配する機構。
また、BMW3シリーズセダンには、3つの新エンジン・バリエーションとして2つの4気筒モデルの「318i」と「318d」と、パワフルな6気筒モデルの「330d」を追加する。さらに「M-Sport」パッケージによって、スポーティな幅も拡げる。
BMW『1シリーズ』は新しいトップモデル「130i」と「M-Sport」パッケージを発表する。3.0リットル6気筒エンジンを搭載した1シリーズの新しいトップモデルは、195kWを発揮する。アダプティブ・ヘッドライトや新テレマティクス機能も採用。
BMW『5シリーズ』はV8エンジンを搭載した「540i」、ディーゼルの4輪駆動モデル「530xd」、4気筒ディーゼルモデル「520d」を発表する。新しいトップモデル「550i」と「530d」のエンジンは最新のものを搭載、ディーゼルエンジンを搭載する全ての5シリーズは、微粒子フィルターを標準装備する。
BMW『6シリーズ』のクーペとカブリオレは新V8エンジンを搭載する。「645Ci」は「650i」にバトンタッチする。新4.8リットル8気筒エンジンは0-100kmに5.4秒、カブリオレは5.7秒で到達、最高速度は250km/h。
BMW『7シリーズ』では、ディーゼルのトップモデル「745d」がよりパワフルに改良する。745dは最高出力で10%、最大トルクで7%アップする。6気筒ディーゼルエンジン搭載車では初めてのロングバージョン、「730Ld」が発表される。
BMW『X3』は新「2.0i」と、ディーゼルをよりパワフルにして発表する。2.0リットル4気筒エンジンはコンパクトSAVのモデルレンジを補完し、3.0リットルディーゼルエンジンは、燃費を向上させつつパワーを増大させる。また、他のX3ディーゼルモデルと同様に微粒子フィルターを標準装備する。
このほかパワフルなMINI用ディーゼルも発表する。10月に市場導入する予定のMINI『One D』に搭載するディーゼルエンジンは出力を20%増大し65kWとなり、よりスポーティで機敏になる。アルミニウム・エンジンは1.4リットルの容量で、全面的改良した。また、3つのMINIのワールドプレミアモデル「Seven」、「Park Lane」、「Checkmate」を発表する。