ダイムラークライスラーは、米国の電力会社、南カリフォルニア・エジソン社にメルセデスベンツ『Aクラス』をベースにした燃料電池乗用車『F-Cell』(エフ・セル)を納車したと発表した。
米国エネルギー省がワシントンD.C.で「水素燃料電池車および水素燃料供給インフラ実証プログラム(実証プログラム)」を開始して以来、ダイムラークライスラーはすでにカリフォルニア州の顧客に9台の燃料電池車を納車している。
ダイムラークライスラーとエジソン社は、次世代の燃料電池車の開発に役立つ運用実績と技術情報を得る。
エジソン社に納車したF-Cellは、ダイムラーが世界で実用化してきた100台以上の燃料電池車のうちの1台で、航続距離は約150km、最高速度は約140km/h。電動モーターの出力は65kW、0-100km/hの加速時間は16秒。燃料電池スタックは、バラード・パワー・システムズ社が開発したもの。