今回の実験における国交省の調査によると、ETC車載器を利用するのとしないのとでは、ゲート通過の平均所用時間が入庫時には約半分(10秒から5秒)、出庫時には1/3(18秒から6秒)と大幅に短縮されたという。
モニターへのアンケートでも「自動でゲートが開閉するのは便利」という回答が9割を占めたが、一方で、ICカードによる事前精算については「便利」と答えた人は約半数にとどまった。
高速道路ではゲート通過と同時に料金も支払えるETCだけに、このメリットを知っているユーザーにとっては、出庫前に精算しなければならない今回のシステムは不便に感じるのだろう。
こうした声を反映して、同駐車場では精算システムを導入した実証実験が2005年11月から行われる予定とのこと。スタッフの話によれば、クレジットカードの情報を車載器に登録することで、出庫と同時に精算できることになるという。
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