危険が指摘されていた踏切、衝突事故

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6日午後、島根県出雲市内にある一畑電鉄の警報機や遮断機の無い踏切で、20歳の女性が運転する軽自動車と、2両編成の普通列車が衝突した。

この事故によってクルマは大破、女性が意識不明の重体となっている。

島根県警・出雲署によると、事故が起きたのは6日の午後2時5分ごろ。

出雲市東林木町付近にある一畑電鉄北松江線・大寺−川跡駅間の踏切で、20歳の女性が運転する軽自動車が列車の接近に気づかずに進入。2両編成の普通列車(松江しんじ湖温泉発、電鉄出雲市行き)と衝突した。

クルマが進入した際、列車は踏切まで約15mの地点まで接近しており、運転士は急ブレーキを掛けたが間に合わず、そのまま衝突した。

衝突によってクルマは大破。運転していた女性は近くの病院に収容されてたが、頭部を強打しており、意識不明の重体となっている。

現場の踏切には警報機や遮断機などの安全設備が設置されておらず、かねてから危険性が指摘されていたことから、一畑電鉄では今年12月までに設置する予定だった。

この事故により、一畑電鉄北松江線の列車は上下合わせて8本が運休。約300人の足に影響が出た。

《石田真一》

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