ヨーロッパでは、ドイツについで交通事故死者数の多いイタリアだが、交通事故を減らすための新兵器を導入することが決まった。
29日付けの英『タイムズ』紙が報じたところによると、ソルパッソメトロ(sorpasso-metro=通過計測器、サーパスメーター)というシステムを導入し、反対側車線に出ての追い越しが禁止されている道路で、それを行ったクルマのナンバーを自動的に記録し、罰金を課すという。
イタリアでは反対側車線に出ての追い越しが禁止されていても、渋滞になると、それ行うドライバーが後をたたず事故多発の原因となってきた。
ソルパッソメトロでは、追い越し禁止道路のセンターライン上にセンサーが置かれ、そこを越えたクルマのナンバーを監視カメラで撮影する。
まずローマからオスティアという観光地に向かうビア・デル・マーレという、イタリア一渋滞の激しい道路で実施される予定。