トヨタ自動車の豊田章男副社長は27日、東京で行った新首脳陣の記者会見で新しい担当分野について「まずは現地現物を実践したい」と、抱負を述べた。
豊田副社長は、原価低減などトヨタ経営を中枢で支える「調達」や「商品企画」を担当することになった。いずれも新規分野のため、調達については「仕入先訪問から始めたい」と、現場重視の考えを示した。
また、商品企画については「渡辺捷昭社長からは、好奇心を失わないようにと指示された。世界の各地に住む方々に感動と共感を生むような商品を提供できるよう頑張りたい」と述べた。豊田副社長は、やや緊張した面持ちで時折メモを見ながら抱負を語った。