BMWグループは、同社のアジアのモーターサイクルビジネス全体を再構築すると発表した。より幅広いマーケットと顧客をカバーする体制に移行する。
具体的には、日本のBMWモトラッド組織に新しい経営体制を設置、さらなるビジネス発展のための新組織を構築する。これに伴って7月1日付けで、日本組織は複数市場を統括する体制に再編する。
新しい組織のトップには、現在韓国でBMWモトラッドのマネージャーのハインリヒ・ミカエル・ファウストが就任する。従来日本組織のトップだった河原伸一はその職を解かれる。
BMWモトラッドは全世界で製品攻勢を掛けている。今年前半だけでも、アジア及び日本市場ですでに『K1200S』、『R1200ST』、『R1200RT』の3製品を新たに投入した。これに加えて、今年は後半にも『K1200R』をはじめとする複数のモデルの導入が予定している。
BMWモトラッドのヘルベルト・ディース社長は「我々はアジア市場においてリーダー的ポジションを更に強化するべく、今年更なる成長を期待している。新たに加わるハインリヒ・ミカエル・ファウストが率いる新日本チームには期待するところ大です」とコメントしている。