豊田通商は15日、中国の広州市に自動車部品やコンポーネンツを収納する輸送用パッケージの合弁生産会社を設立したと発表した。樹脂やスチール製の箱を製造・販売するもので、トヨタ自動車の現地合弁会社に販売する。
会社名は「広州広汽豊通物流器材」で、2005年末から生産を開始する予定。広州はトヨタ自動車の合弁エンジン工場が稼動しているほか、06年からは広州豊田汽車で『カムリ』の生産もスタートする。このため、中国内や日本向けの部品物流が飛躍的に拡大する見通しとなっている。
資本金は約5億3500万円。豊田通商が35%、広州汽車集団の関連会社が30%の出資で、ほかにも日本2社が出資した。07年12月期に売上高15億円とする計画。