コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、12気筒フェラーリ・ベルリネッタ『スーパーアメリカ』の受注を6月1日から受け付けると発表した。世界559台の限定モデルで、日本での販売台数は20台、デリバリーは今秋の予定だ。
スーパーアメリカは1956年の『410スーパーアメリカ』、1960年の『400スーパーアメリカ』と、フェラーリの頂点を極めた伝統のモデルに冠する。今回のスーパーアメリカは12気筒モデルの究極の進化型。
最大の特徴は、ルーフが後端部を支点に180度回転する革新的な回転動作を持つフルオートマチック・ルーフシステムだ。開閉に要する時間は10秒。
また、リアウインドウまで一体化させ、ガラスの透明度が変化する特殊ガラスルーフのエレクトロクロミック技術を組み合わせた「レボクロミコ」も採用した。コックピットに差し込む光のレベルを5段階に調節が可能だ。
12気筒エンジンは最高出力540hpにパワーアップし、最高速度320km/hの世界最速の“コンバーチブル・ベルリネッタ”となった。
価格は6MTが3024万円、F1タイプギアボックスが3139万5000円。