いすゞ自動車は23日、2006年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は国内や東南アジアの販売が増加するため前期比3.1%増の1兆5400億円となる。ただ、原材料費の上昇や円高を見込み、営業利益は8.3%減の800億円と3期ぶりの減益を予想している。
販売計画は国内が10.1%増の9万9000台、海外がタイの増加などにより32.9%増の33万2000台としている。営業利益段階の減益要因は原材料費の上昇で150億円を見込んだ。
為替も1ドル=100円と堅めに想定、24億円の減益に作用する。純利益は16.7%減の500億円の予想。
会見した井田義則社長は減益となるものの「引き続き高水準の利益を確保し、今年度からの3カ年計画を着実に推進したい」と述べた。配当は05年3月期末で1.5円の復配としたが、今期は期末3円の増配とする計画。