【BMW 3シリーズ詳報】流せばジェントル、踏めばスポーティな330i

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4月12日に日本で発表された新型『3シリーズ』の330iと325iに搭載される直列6気筒エンジンは、これからのBMWの直列エンジンを担う、まったくの新開発のエンジンだ。

この新型エンジンについてBMWエンジニアリング・ディビジョンゼネラルマネジャーの山根健さんは「325iと330iに搭載される直列6気筒エンジンは、クランクケースやヘッドカバーにマグネシウム合金を採用した、BMWの将来を担うエンジンです。マグネシウムを採用することで、エンジンの重量は、『5シリーズ』に搭載される3リッターエンジンよりも約10kgも軽い161kgを実現しています」

「競合車のV6でも、170kg以上はありますので、新型の直6エンジンはV6よりも軽く設計されています。エンジンのサイズについても、デザインを損なうことなく、自然な搭載位置に積むことができておりますので、V6に対して劣る部分はございません」と語る。

事実、330iを走らせてみても、3リッターの直列6気筒エンジンを搭載しているとは思えぬぐらい、フットワークは軽快だ。それでいながら、320iに比べると、走りに落ち着きが増し上質な乗り心地を実現している。

そしてアクセルを踏み込んだ際には、BMWらしい力強い加速と、淀みなく回りきる回転フィールを提供してくれる。とくに高回転での力強さが増し、シルキーシックスと呼ばれる、BMWの直6エンジンの気持ちよさにも磨きがかかっている。最高出力も先代の330iに比べて27psも上がった258psを達成している。

加えて山根さんは「330iはスポーティなグレードということで、排気音も比較的大きく設定しております」とコメント。確かに車内ではとても静かなのだが、高回転まで回して窓を開けているときなどは、心地よい排気音が聞こえてくる。

330iはアクセルを開けずにクルージングしているときには5シリーズをドライブしているかのような滑らかな乗り味を提供してくれるが、ひとたびアクセルを踏み込めば、今までの330iよりもはるかにパワフルなスポーツセダンに変貌する。(つづく)

《岡島裕二》

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