日産ディーゼル工業は、CNG小型トラックの『コンドル』シリーズ(積載量2−3.5トンクラス)を改良して18日から発売すると発表した。
今回発売するCNG小型トラックは、燃料噴射システムにエンジンの各気筒にインジェクターを配置し、きめ細かな燃料制御が可能になるMPI(マルチ・ポイント・インジェクション)を採用した4.6リットル新型エンジンを搭載した。
NOxの排出量を0.4g/kWhとした。また、CNGボンベの容量を10−15%増大し、航続距離の延伸を図った。
CNG車の新長期排出ガス規制「圧縮天然ガス自動車の排出ガス技術指針」に適合させた。
このほか、排気ブレーキを新たに全車に標準装備し、排出ガス性能を犠牲にすることなく、ディーゼル車と同等のすぐれた制動力となめらかな減速フィーリングを実現した。電子制御により、シフト操作を完全に自動化し、2ペダル方式でクラッチのない、「スムーサーオートシフト」もオプション設定した。
価格は積載量2トンキャブ付シャシが423万円。