ラグジュアリー・クーペのコンセプト『Xクーペ』を公開したデザイン開発会社、スタジオXジーン。実はこの会社、中国企業ではなく台湾に本拠地があるのだが、昨年の北京モーターショーに続いて上海でも出展を果たしている。
同社は台湾北部の桃園(Tao-Yuan)に本社がある。桃園は台北の西南西に位置する都市で、国際空港にもほど近く、観光や工業など多くの産業が発達している地域だ。しかし同社は上海にも事務所を開設しており、台湾企業だけでなく複数の中国企業もクライアントとして抱えている。
残念ながら具体的なクライアント名を尋ねても教えてもらうことはできなかったが、主な業務は自動車を中心としたトランスポーテーションデザインのアイデア提案やマーケットリサーチ、コンサルティング、エンジニアリング開発などで、乗用車のフルサイズモデルを内製できる設備を持っているという。
創業は2000年とまだ若い会社だが、Xクーペはデザインからモックアップ制作までのすべてを自社で手がけたとのこと。正直に言えば、フロントグリルはトヨタ『マークX』を思い起こさせるなど、どこかで見たようなディテールが散見できるものの、伸びやかでいて緊張感のあるサーフェスはなかなか魅力的。
寸法は、全長4688mm、全幅1876mm、全高1415mm、ホイールベース2700mmと発表されている。