マツダは28日発表した2005年3月期の連結業績で、北米セグメントの営業利益が88億円の黒字になったことを明らかにした。04年3月期は6億円の赤字だった。
前期の米国小売り台数は2%増の26万8000台だった。『マツダ6』など新モデルが順調に売れており、販売促進費の削減などで収益改善につながっている。
同社は米国事業再建のため、ここ数年で専売ディーラーの拡充も進めており、現在は33%が専売店となった。06年度には50%まで引き上げ、販売効率の向上を進める。
弱点であるライトトラックの商品拡充についても「クロスオーバー車の開発を進めており、改善を図る」(井巻久一社長)としている。