展示車両に寄り添っている小姐(シャオジェ)たちは、クルマではなく自分のクローズアップが撮影されていることを敏感に察知する。突然カメラ目線になり、ちゃんとポーズをとってくれるのだ。
自分が意図した表情を絶対に変えない小姐が多いが、なかには英語を理解して笑ってくれる小姐もいる。撮り終わったら「謝謝(シェシェ)」を忘れてはいけない。
中国にもいろいろメディアがあり、モーターショーなのに望遠ズームレンズをけしてカメラから外さないフォトグラファーもいる。小姐専門に撮っているようだ。
「中国人は公共の場でのマナーが悪い」などと言われるが、どうしてどうして。ちゃんとほかのフォトグラファーと譲り合いながら礼儀正しく撮影している。ちょっと前の中国のモーターショーに比べ、彼らも場慣れしたようだ。