トヨタ自動車の豊田章男専務は14日の『G-BOOK ALPHA』発表の席上、同システムの優位性について、緊急通報機能による「安心安全」と、自動車業界では世界初となる「オンデマンドによるカーオーディオシステム」の2点を挙げた。
豊田専務は「自動車は便利だが、事故というネガティブな面もある。従来のパッシブ、アクティブセーフティなどの技術に加え、事故発生後の保護という安心安全の機能を普及させたい」と述べた。
現行システムがこれまで約8万台と普及が遅れている点に関しては「大幅ではないが着実に伸びている」との認識を示した。ただ、新システムの普及目標については「とくに設定していない」とし、数値的な計画の言及は避けた。