ホンダ、中国の嘉陵本田を汎用事業に特化

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ホンダは11日、中国・嘉陵工業との2輪車・汎用製品の合弁会社、嘉陵本田発動機(重慶市)の事業内容を見直し、経営資源を汎用事業に集中させることで嘉陵側と合意したと発表した。

発電機など中国の汎用製品市場の拡大に対応、事業拡大を図る狙い。ホンダと嘉陵は1981年に2輪車で技術提携、嘉陵が2輪車を生産開始した。これがホンダにとっては初の中国進出となった。

その後、1993年に折半出資による合弁の嘉陵本田発動機を設立、2輪車のエンジンや完成車生産のほか、02年からは汎用製品の生産・販売にも着手していた。汎用製品の生産能力は年30万台。

合弁会社を汎用製品事業に特化させる一方、ホンダと嘉陵は2輪車の技術提携関係を強化する。今後、ホンダから嘉陵本体への生産機種の追加投入などを行う計画だ。

《池原照雄》

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