【マツダ・プレマシー×創ったひと】 その2 ベテラン開発者ゆえのメリット…福永賢一主査

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新型『プレマシー』の開発担当主査を務める福永賢一さんには、まさに新型のターゲットとなる、お子さんをふたり持つ30代の娘さんがおり、新型プレマシーにも娘さんから授かったアイデアがいくつか取り入れられているという。

福永さんは「娘には先代のプレマシーに乗ってもらい、いろいろと教えてもらったことがありました。例えば、赤ちゃんの世話をセカンドシートで行なったあとに、ウォークスルーを使い運転席に行きたいとか、チャイルドシートを装着したセカンドシートを、運転席からも引き寄せられるように大きなスライドレバーを付けてほしい、といった意見をもらいました」

「もちろんマツダの社内にも女性の開発者やモニターがいるのですが、やはり身内から遠慮せずにズバッと意見をいわれると、あぁなるほど、と思えることも多かったです。また、娘が子供を抱いて、もう片方の手には大きな荷物を持ってクルマに乗り込む姿を見たときには、やはりミニバンには開口部の大きなスライドドアが必要だと実感しました」と語る。

最近はクルマの開発にも多くの女性が関わるようになってきてはいるが、やはり今でも男性が中心の職場。しかも、そこの開発責任者に向けて忌憚のない意見をいえるとすれば、福永さんのように、身内の言葉ぐらいしかないかもしれない。

福永さんは「メインターゲットとなるような30代の子供を持っているのも、ベテラン開発者のメリットのひとつでしょう」と微笑む。確かに彼女らの意見を加味しながらクルマ作りが行なわれた新型プレマシーには、男性では気付くことのできない、女性のための細かい配慮がいくつも採用されている。(つづく)

《岡島裕二》

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