日本自動車工業会は31日、2004年度に実施した市場調査の結果を発表した。乗用車の市場動向では女性ユーザーとクルマとの係わりが進展している。
2003年度に全国の一般世帯を対象に実施した調査結果を再集計し、女性ドライバーの変化の解析を行った。
その結果、高齢者ドライバーの拡大を背景に女性のクルマ保有率は過去10年間に7割から8割へと増加し、さらに副運転者から主運転者へと女性ドライバーのクルマとの係わりが進展。クルマが女性にとって身近な消費財になったとしている。
さらに、女性ユーザーを対象にインターネットでクルマに関する意識調査を実施した。
この結果、女性にとって魅力的なクルマ作りをしていくには、スタイル、デザインに加え、日常の使い勝手に目を向け、装備・機能性・安全性できめ細かな対応を図ることが必要としている。