【富士スピードウェイ 落成】モビリタ、トヨタの安全の総本山

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全面的なリニューアルを受けて4月10日にオープンする富士スピードウェイには、トヨタの安全への取り組みの総本山的施設、トヨタ交通安全センター「モビリタ」(mobilitas)が内包されている。

このモビリタは、トヨタが交通安全啓発活動の一環として1987年から実施してきた「トヨタドライバーコミュニケーション」を、定常的に行なうための施設である。

言い方を代えれば、トヨタが富士スピードウェイに経営参画する3つの目的のうちの1つ、「交通安全啓発活動の推進」を具現化したものなのだ(ほかの2目的は「モータースポーツの振興」「若者への情報発信」である)。

低ミュー路などのコースは、この手の施設ではいまやお馴染みかもしれないが、興味深いのは35度バンクが周回路の一部に設けられていること。ここを走行してクルマの挙動や特性などをつかむ勉強はもちろんだが、意外な使い道もあるようだ。

事故のときなどにクルマが傾いたり、横転したりすると、ドアを上に向かって開いて脱出するような必要が生じるが、重力に逆らってドアを開ける行為はかなりの重労働。しかもこれは予備体験することが難しい。そこで、この35度バンクに停車して、ドアの重さを実感してもらうのである。

こういった経験があるのとないのとでは、万が一の時の対応に大きな違いがでてくるものであり、これも重要な交通安全教育なのだ。

施設にはラウンジのほかにキッズルームなども完備される。

また、モビリタのロゴマークにある3つの円は、交通安全実現のための三要素=「人」「クルマ」「交通環境」を表している。

一般・個人向けプログラムは「総合トレーニング(1万3650円/1日)」と、これを受講した人を対象とした上級版「総合トレーニングII(1万5750円/1日)」。さらに6月以降開催予定の、スーパーGT参戦ドライバーらがインストラクターを務める「トヨタ・レーシングドライバー・ミーティング(3万1500円/1日)」もラインナップされている。

なお受講申込はインターネット(http://www.toyota.co.jp/mobilitas/)で受け付けている。

《遠藤俊幸》

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