マツダは、今春闘の労働組合の要求を経営側が満額回答して妥結したと発表した。自動車業界の集中回答日は3月16日だが、異例の早期満額回答で妥結した。
マツダの労組は23日に今春闘で年間一時金5.5カ月を要求した。
マツダの経営側は、「次期中期経営計画に取り組むため、慣行にとらわれず早く対応する」として、労組からの要求書提出から2日後に団体交渉を申し入れ、満額回答で妥結した。
同社は業績が順調に回復している矢先に宇品第一工場の火災で減産に追い込まれた。火災の影響を最小限に抑えるため、早期に労使一体となって取り組む必要があるとの判断が働いた模様だ。